こんにちは、モンジュです。
今回はビル・パーキンスさんの「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」の感想を紹介します。
お金について真剣に考える人だからこそ、考え方が偏ってしまうことがあります。
自分も若いうちにこの本に出合えてよかったと思います。
- 老後資金や蓄財を意識して過ごしている真面目な現役世代の人
- 何となく貯金を続けている人
著者紹介
ビル・パーキンス
1969年2月2日、ヒューストン生まれ。
エネルギー分野のトレーダーとして成功を収めるた人で、現在はヘッジファンドのマネージャやハリウッド映画プロデューサーなど様々な場面で活躍。
本書のポイント
人生で最も価値あるものは「思い出」
本書で著者は「人生で価値を持つのはお金ではない」と言います。
重要なのは死ぬときにどれだけの”思い出・経験”を持っているのかということだそうです。
つまり、お金は”思い出・経験”に積極的に変換されてもよいのではないかと主張しています。
経験を先送りにしすぎている
最近は倹約→蓄財・資産形成がある種のブームとなっているが、老後になって本当にそのお金を上手に使いきれるのか?
年を重ねれば重ねる程、同じ金額から引き出せる楽しみや価値は減少していくのだから、その点は考慮すべきであると書かれています。
人生において資産のピークをいつにするかを意識することが大事
人生における資産のピークという概念を取り入れることで、上手にお金を”思い出・経験”に変換できるのではないだろうか。
死ぬ時が資産のピークではなんの意味もない!
感想
本書を簡単に表すならば、「お金を使うという観点から蓄財や資産形成を考える新しい視点を得ることの出来る本」と言えると感じました。
確かに将来のことをきちんと考えてつみたNISAやiDeCoを利用して蓄財するのはとても賢明だと思います。
口座の数字が大きくなっていくのも嬉しいです。
しかしこの本を読み終えたときには、「そのお金を最大限、人生のために使えるのか?」と聞かれているような気分になりました。
つまり、倹約や蓄財の方にバランスが偏っていた自分にハッとさせられたのです。
本書ではこの時に浮かぶ
- 人生を最大化させるお金の使い方とは何なのか?
- どのようにお金を使えばよいのか?
- お金を使うことと、蓄財はどうやって両立させればよいのか?
といった疑問に対して、答えがちりばめられています。
お金・蓄財・節約などを本気で考え実行する人には早めに読んでほしいと思うような本でした。
他にも…
本書では他にも
- 子供に資産を出来るだけ多く残してやりたい場合は?
- 仕事が生きがいなら、現役の時にずっと働くという選択肢も悪くないのでは?
- お金・健康・時間がもたらすジレンマとの付き合い方
- 思い出や経験がもたらす絶大なメリット
などなどについて、著者なりの考えが書かれています。
まとめ
人生における「資産形成」と「お金の使い方」という二つのことのバランスについて考えさせられる本でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ではまた!
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