こんにちは、モンジュです!
今回は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」についての記事となります。
積み立てNISAで購入できる商品の中でも、検討に値する商品だと思います。
それではいきましょう!
基本情報(参考:目論見書、月次レポート2021/03/31)
今回紹介する「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の基本情報は下の表にまとめました。
商品名 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
投資対象地域 | 海外 |
投資対象資産 | 株式 |
運用会社 | 三菱UFJ国際投信株式会社 |
運用スタイル | インデックスファンド |
設定日 | 2018年7月3日 |
信託報酬 | 0.0968% |
ファンドの特色
- 特色1 S&P500指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして 運用を行います。
- 特色2 主として対象インデックスに採用されている米国の株式に投資を行います。
- 特色3 原則として、為替ヘッジは行いません。
組み入れ上位5銘柄
アップル | 5.4% |
マイクロソフト | 5.0% |
アマゾン | 3.7% |
フェイスブック | 2.0% |
アルファベット | 1.8% |
IT系の企業が多く入っていることが分かります。
組み入れ上位5業種
ソフトウェア・サービス | 12.8% |
メディア・娯楽 | 8.9% |
小売 | 7.1% |
医薬品・バイオテクノ・ライフ | 6.3% |
ヘルスケア機器・サービス | 6.1% |
組み入れ銘柄と同様、ソフトウェア・サービスの割合がトップとなっています。
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の特徴
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」について説明すべき特徴は次の2つがあります。
- 連動指数がS&P500である
- 運用コストが最安値
それぞれ説明していきます。
連動指数がS&P500である
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は商品名にも入っているようにS&P500という指数に連動するインデックス型の投資信託です。
S&P500という指数は米国を代表する企業を500社ピックアップして作った指数です。
この500社は大型・中型企業からなるので、S&P500で米国市場の約80%をカバーしていると言われます。
米国市場を示す指数として有名なのがこの「S&P500」の他にも、「NYダウ」や「CRSP」があります。
「NYダウ」は大型30企業からなり、「CRSP」は大型~小型まで4000企業からなります。
つまり、「S&P500」は米国市場を表す指標としては多すぎず少なすぎない範囲をカバーしていると言えます。
運用コストが最安値
信託報酬は0.0968%となっています。
これは破格の安さです(笑)
同じように米国市場を対象としたもので有名な楽天・全米株式インデックス・ファンド(連動指数はCRSP)でも0.162%ですから、その低価格度合いがよくわかると思います。
つまり、この圧倒的な運用コストの低さが特徴の1つです。
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の弱点
米国以外への投資が出来ない
組み入れ銘柄の全てが米国株式であり、この商品を買うだけでは他の先進国や新興国に投資できません。
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を購入すると自分のポートフォリオの中の先進国株式の割合が増えてしまうので、そのバランスには注意しましょう。
S&P500は小型株式を含んでいない
CRSPは4000銘柄を反映した指数で、その中には小型米国企業も含んでいます。
しかし、S&P500は500銘柄で市場の80%をカバーしているとは言え小型株式が構成する残りの20%を反映しません。
つまり大きく成長する可能性が最も大きい部分をうまく取り入れられてないことになります。
ただし小型企業は伸びればものすごく伸びますが、淘汰される数も多いので長期的に見たときにS&P500とCRSPのどちらが優れているのかは誰にもわかりません。
どんな人にオススメ?
米国市場の成長を信じている人
指数構成企業のすべてが米国企業なので、購入にあたっては米国市場が今後成長することを信じれることは絶対条件です。
組み入れ業種ではIT系が多くなっていたので、特に米国のIT産業の成長が大きなカギを握るのではないでしょうか?
ポートフォリオのバランスをとれる人
購入すると自身のポートフォリオの米国株式の占める割合が高くなります。
資産のバランスを考えるにあたって、米国株式のみというのは少しとがった構成となるので他の資産(新興国株式、債券など)でバランスをとる必要があります。
なので、「この商品だけ買って終わり!楽したい!」という人には向いていないかもしれません。
徹底的にコストを下げたい人
米国株式の投資信託というくくりで見ても、そもそもの投資信託全体のくくりで見ても運用コストは破格の安さです。
徹底的にコストのみを考えるのであれば、良い選択肢の内の1つだと思います。
まとめ
今回は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」についての記事でした。
要点をまとめると次のようになります。
- 連動指数はS&P500
- 信託報酬は破格の安さ(0.0968%)
- 購入に向いている人は「米国市場の成長を信じている人」、「ポートフォリオのバランスをとれる人」「徹底的にコストを下げたい人」
積み立てNISAで購入するには十分検討すのに値するよい商品だと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではまた!
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