こんにちは、モンジュです!
今回は「医学部部活」についての記事になります。
新入生にとっては、その雰囲気や入部すべきかどうかについてよくわからないことだらけだと思います。
なので医学部部活についてのこと、入部すべきかどうか、入部までに調べておくべきことなど詳しく解説していこうと思います!
今回は記事が長いので、「Contents」を上手に使ってください!
それではいきましょう!
医学部の部活動とは
医学部に晴れて合格した学生さんには、入学前に様々な書類と共に医学部部活の紹介チラシみたいなものも届いていたのではないでしょうか?
そうなんです、医学部には医学部だけで完結している部活動が存在しているのです。
まずは、どのような存在なのかを説明していきます。
医学部部活とは
基本的に医学部に所属する学生のみで構成される部活動のことです。
サークルではないということが、他の学部と比べて特徴でしょうか。
医学部なので医学科から看護学科や他にも医療系ということで歯学や薬学系の学生も所属している場合があります。
なぜ医学部の学生だけなのかというと、タイトな勉強スケジュールに合わせて部活動を行おうとすると医療系で固まった方が都合がよいからだと思います。
学生によっては医学部生活の主軸を成すような、医学部生活を語る上では欠かせない存在です。
どんな活動をしている?
活動内容は運動部系と文化部系に分かれますが、ほぼすべてが運動部系です。
なので活動の基本は、日々の練習になります。
活動熱心な部活動だと週4日以上、練習しているなどの部活動も存在します。
また、部活動であるからには大会にも参加します。
頻度でいえば1年に2~3回程度だと思います。
その中でも最も規模が大きいのは全国の医学部部活が一か所に集まって行うもので、東日本と西日本でそれぞれ「東医体」と「西医体」と呼ばれます。
この大会を目標に日々の練習を頑張っている部活動も多いです。
医学部部活に入るメリットとデメリット
このような医学部部活に入るメリットとデメリットを考えてみました。
メリット

最初に友達を作りやすい
新入生にとっては、同じ部活動の新歓に行ったことや同じ部活動に所属していることですぐに友達を作りやすいです。
入学当初にクラブ活動を通じて、友達が増えることは非常にありがたいです。
逆に言えば、入学してすぐは部活動の新歓ぐらいでしか深く話す機会は無いのではないかと思います。
よき友が出来る
部活動に所属して学年が進んでくると、同じ部活動グループを作って学校生活を送っていることが多いように感じます。
現に自分も同じ部活動の仲間と共に行動しています。
このように、学生生活を一緒に乗り越える親密な友達を作りやすくなることも部活動のメリットだといえると思います。
上級生、下級生とのつながりができる
医学部で普通に生活していても他の学年とかかわりを持つことはまずありません。
しかし、部活動であればそのかかわりが生まれます。
上級生からは勉強の仕方や学生生活のアドバイスなど、様々な役に立つ情報を教えてもらえたりします。
またお古の教書なんかも貰えるので助かります☆
下級生とのつながりでは、部活動での指導経験が将来的に役に立つのではないかと思います。
医者の世界特有の上下関係に学生の内から触れられることは大きなメリットとなるのではないでしょうか。
知り合いの輪が広がる
例えば日々の活動では医学科だけでなく看護学科の人や、歯学部・薬学部の人との交流が増えることになるので、自然と学内での知り合いは増えていきます。
また大会に参加した後に他大学と合同の飲み会があったりするのですが、その関係で他の大学の知り合いも作れるチャンスがあります。
このように、ほかの学科やほかの大学に知り合いが増えていくことで世界が広がります。
体力維持とストレス発散になる
医学部ではカリキュラム上、どうしても勉強が多くなってしまいます。
そうなると運動する機会が減ってしまいます。
そこで部活動で定期的に運動することで体力と体系を維持できます。
また、勉強でたまったストレスを部活動で思う存分発散できます!
先生との会話のネタになる
学年が上がると、病院の先生と会話する機会も増えていきます。
その時に年の離れた先生と学生の共通の会話ネタとして「部活動」は鉄板です。
まず何部かを聞かれることも少なくありません。
そこで先生と同じ部活だったりすると、結構印象がいいです(笑)
思い出になる
部活動では競技ばかりやっているわけでは無く、さまざまな行事を行います。
例えばバーベキューをやったり、夏には海に行ったり、大会で地方にいった時にそのままみんなで旅行したりするのです。
大学生らしくワイワイしながら楽しい思い出を作ることができます。
デメリット

自由に使える時間が減る
部活動として活動するので、しっかりと練習を行う部活動が多いです。
すると、毎日で使える自由な時間が減っていきます。
なにか趣味がある人だと、趣味を継続するための時間を見つけるのは大変になります。
また長期休暇に大会があるとなると、その分だけ長期休暇が減ってしまうことはかなりイタイです。
勉強に負担がかかる
先に書いたように自分の時間が減ってしますので、もちろん勉強に充てられる時間も減少してしまいます。
なので、部活と勉強の丁度いい塩梅を見極めなくてはいけません。
費用がかかる
部活動を継続するには費用が掛かります。
具体的には「毎月の部費」、「大会の遠征費」、「初期投資」、「飲み会費」などです。
とくに「初期投資」は部活動によって差が出やすいです。
スキー部や山岳部などは装備一式をそろえるのに、10万円単位のお金が必要だったと思います。
幹部学年になると大変
部活動には幹部学年が存在します。
自分の大学だと3年の夏~4年の夏の1年間です。
幹部学年は日々の練習メニューの決定や、練習場の確保から大会で遠征するときの宿泊予約などとにかくやることが多いです。
自分が幹部学年の時に大会の主幹になってしまうと、チョー大変です(笑)
人間関係がこじれると面倒
人間関係のこじれとは「上下間」や「恋愛関係」などについてです。
普通の大学のサークルのようにすぐに辞めれるのであれば、さほど問題にはならないのかもしれません。
しかし、医学部部活ではコミュニティーの狭さゆえ人間関係がこじれるとかなり面倒です。
噂の広まる速さも、とてつもないです(笑)
医学部で部活動には所属すべき?
では医学部では新入生は部活動に所属すべきなのでしょうか?
自分は「特にやりたことが無いのであれば、一度は所属してもいい」と思います。
理由は次の3つです。
- 入学してすぐに友達がすぐに出来るのは助かる
- 嫌になれば、最悪辞めれる
- 案外、楽しい経験もできる
一つずつ説明していきます。
入学してすぐに友達が出来るのは助かる
入学したての新入生は右も左もわからないと思います。
そんな中で一番助けになるのは、同期の友人です。
入学当初にそのような同期の友達を作れる機会を得られるというのは、医学部の部活動に顔を出す価値があると思います。
嫌になれば、最悪辞めれる
最初に入部してみて、「違うな」と感じればやめてしまえばよいのです。
少し面倒ではありますが、絶対にやめることはできないわけでは無いので問題ありません。
案外、楽しい経験もできる
部活動についてよくない印象を持っている人もいるかもしれませんが、意外にも様々なことを体験できます。
上級生からかわいがってもらったり、逆に下級生をかわいがったり、一生懸命に競技に取り組んだりなどです。
それらの経験は決して無駄になることは無く、今後の人生で役に立つときが来るかもしれません。
もし特に取り組みたいことが無いのであれば、「嫌になったらいつでも辞めてやる!」ぐらいの気持ちで入部してみるといいのではないかと思います。
入部する前に確認すべきこと


気楽に入部してみたら、いいんじゃない?
とは言いますが、入部前に気を付けて集めておくべき情報もあります。
同期の友達や、先輩のいる新歓で次の事項を確認しましょう。
部活動にかかるお金
まずは「お金」です。
先ほど紹介した「初期投資」ももちろんですが、毎回の遠征にかかる費用も無視できません。
一回の遠征で10万とかかかるような部活動もあるので、注意です。
先輩には1年間でどれぐらいのお金がかかるのかを聞いてみましょう。
自分の周りで金銭的な理由から部活をやめてしまったひとが何人かいるので、この項目は絶対に調べておいてください。
どれぐらい自分が拘束されるか?
この項目は個人によって差が出るのではないかと思われますが、確認すべきは次の3点です。
- 練習頻度と練習時間
- 1年間で参加する大会の数と時期
- 引退はいつ頃なのか
とくに3番の「引退」については盲点の人も多いと思います。
幹部学年が終わった4年の時に引退できるのか、6年までやり続ける必要があるのかの違いは自分の時間を考える上ではとても重要です。
部活動のモチベーションは何か?
医学部の部活動は「しっかり大会で上位を目指す部活」と「エンジョイ系の部活」に分かれます。
どちらが良いとかの話では無くて、自分のスタンスとどちらが近いかを比べる必要があります。
エンジョイ系のつもりでガチガチの部活に参加してもツライだけでしょうし、逆に、本気でやるつもりでエンジョイ系の部活に入っても満足できないでしょう。
なので、その部活動のモチベーションが何なのかを事前に理解しておくことは重要だと思います。
今年はどれぐらいの人数が入部しそうか?
これを調べる必要がある理由は、結局部活をやる意味において「同期の存在」が大きいからです。
同期がいないとメリットの欄で書いたようなメリットを十分に受けられなくなります。
出来れば、同期が多いような部活動に参加したいですね。
その部活動の留年率
最後に、その部活に何人留年している人がいるかを聞いておきましょう。
留年人数が多いということは勉強を圧迫するほど、部活動に駆り出されるという可能性を示しています。
部活の雰囲気的に留年者が多い場合もありますが、一度は調べておくことをお勧めします。
絶対に入部しないといけないか?
新入生の中には
- 「部活に所属しないと、過去問が回ってこない…」
- 「入部しないと先輩からの有利な情報が入ってこないので、医学部でやっていけない」
と思っている人も多いかもしませんが、そんなことはありません。
過去問なんかは学年で回していますし、入部しなくても全然やっていけます。
医学部の部活動は学生生活を彩るための1つの要素です。
ほかにやりたいこと(バイト、趣味)があるのなら、そっちを優先しても何にも問題ないと思います。
逆に、珍しいエピソードを持っているとして先生から興味を持たれるかもしれません(笑)
まとめ
今回は医学部の部活動について書いてみました。
自分のスタンスは

やりたいことが特にないなら、入部してみてもいいんじゃない?
って感じです。
その理由としてはつぎの3つで
- 入学してすぐに友達がすぐに出来るのは助かる
- 嫌になれば、最悪辞めれる
- 案外、楽しい経験もできる
また、入部前に確認すべきこととしては次の5つです。
- 部活動にかかるお金
- どれぐらい自分が拘束されるか?
- 部活動のモチベーションは何なのか?
- 今年はどれぐらいの人数が入部しそうか?
- その部活動の留年率
そして、医学部ではあたかも部活動に参加しないといけないような雰囲気を出してくるので不安に思う新入生もいると思いますがそんなことはありません。
医学生の学生生活を彩るものは他にももっとあります。
自分の理想に一番近い学生生活を送れるような選択の助けになればうれしいです。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
ではまた!
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