こんにちは、モンジュです!
今回は、実際に地方医学生である自分が医学部に入学した後になって感じる学力以外で「受験校選びの時にここも参考にすべきだったな~」と思うような部分を紹介しようと思います。
この記事は
- 「地方医学部の受験校選びで、学力以外では何を基準に選べばいいの?」
- 「実際に地方医学部生活を送ったひとが言う、医学部選びで大切なことを知りたい!」
と言った人に読んでもらえるといいと思います。
それでは行きましょう!
実家への帰りやすさ

1つ目は「実家への帰りやすさ」です。
実家から離れて1人暮らしする医学生が帰省するタイミングは1年に最大で3回程あります。「盆」「年末年始」「春休み」です。
実際にやってみると分かるのですが、3回って案外多いですから無視できません。
また、実家のある地域での就職を考えているならば、病院見学の行きやすさを考えると「実家への帰りやすさ」はかなり重要だといえます。
そして、この「実家への帰りやすさ」を決めるのが
- 帰省にかかる時間と費用
- 帰省に使う交通手段
の以上2点です。
まずは「帰省にかかる時間と費用」ですが、これは説明する必要はないと思います(笑)
時間はかからず、出来るだけ安く帰省できる方がいいです。
そして、入学してから気付いたのは「帰省に使う交通手段」の重要性です。
「帰省出来たらなんでもよくない?」
と思うかもしれませんが、帰省は大きな荷物を持って帰るため、何を使って帰るのかでその負担が全然違ってきます!
交通手段の例を挙げると新幹線、在来線、自家用車、飛行機、高速バスetc…です。
それぞれ長所・短所あると思いますが、これらの交通手段を使った自分のベストの帰省方法は

「在来線と新幹線の組み合わせで合計3時間以内」
だと思います。
値段を安くするためにバスを使てみたりいろいろ試しましたが、やっぱり、新幹線一本で帰省するのが一番簡単でラクだと気付きました。
新幹線だと学割も使えますしね☆
なので、受験生は「新幹線を含む鉄道で半日で帰れる範囲」ぐらいの条件で志望校を探してみるのもいいと思います!
進級のしやすさ

次は「進級のしやすさ」です。
医学部って入るまでも勉強が大変ですが、入ってからも大変なんですよね(笑)
そんな医学部ですが、最終的な国家試験のために同じ内容を勉強しているはずなのですが、大学によって入学からストレート(6年間)で卒業まで行けるかにバラつきがあります。
この事実は見過ごせません!
実際に見てみましょう。データは文部科学省が発表する令和2年度の「各大学の医学部医学科の入学状況及び国家試験結果等」です。
医学・歯学教育:文部科学省 (mext.go.jp)
国立大学での「最低修学年限での卒業率」を見ると60代後半~100%までとかなり振れ幅があることが分かります。
60~70%と言うことは、入学時点でいる周りの友達の内、3~4割は学年が変わってしまうということですから、驚きです!
なので、「最低修学年限での卒業率」の低い大学に入学すると入ってから相当苦労することになるかもしれません。
受験生は入学してからの進級の難易度を志望校選びに活かしてもいいと感じます。
気候

地味に重要だと感じたのは「気候」です。
もっと具体的には、「冬に雪が積もるのかどうか」です。
雪国出身ではない人がいきなり毎年雪が降るような地域に移り住むと、勝手が分からず、最初は苦労します。
慣れればそうでもないかもしれませんが、暖房をガンガンつけるので光熱費が上がったり、車のタイヤ交換など何かとお金もかかってきます。
なので、受験生はその大学のある所では「雪が降るのかどうか」を気にしてもいいかもしれません。
ただし、「ウィンタースポーツが大好き」や「雪景色が大好き」などの人は気にする必要ないかもしれません。
入学してから車が必要かどうか

都市部で鉄道網が発達してる地域にある大学では気にする必要ないかもしれませんが、地方大学では「車」が結構大事です。
部活動の送迎やイベントごと、友人と遊びに行くなど何かするには車が必要だからです。
そういうわけですが、恐らく地方医学部の車事情では次の2パターンがあると思います。
- 「車が無いと生活の幅がかなり狭くなるが、何とかやっていける」
- 「車が無い生活は考えられない」
同じ地域で生活していても、車が必要かどうかはその人の生活パターンによって変わってくると思いますが、車が無いと不便なのはどの地方大学でも共通だと思います。
なので、「車を買う余裕はない!」って人は入学前にGoogle Mapなどで調べて、なるべく車が必要なさそうな場所を選ぶのがいいと思います。
まとめ
自分が実際に地方医学部生活を送ってみて感じた入学前に考えておけばよかったこと4つを紹介しました。
もう一度まとめておきます。
- 帰省のしやすさ
- 進級のしやすさ
- 気候(冬に雪が降るかどうか)
- 車の必要性
このように、受験生は学力的な要素に加えて入学後のことも考えて志望校を選ばなくてはいけないので大変だと思います。
でも結局、友達ができて生活に慣れてしまえばどこでも「住めば都」です(笑)
そんなに深く考えず、絶対に譲れない部分だけでも気にして志望校選びの参考にしてもらえばと思います。
ではまた!

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