こんにちは、モンジュです!
今回は「インデックス型の投資信託を選ぶときの注意点」についての記事です。
しっかりと商品を比較して、自分にベストな商品を見つけましょう!
最初の商品決めは慎重に!
資産形成を目的としたインデックス型投資信託の積み立て・長期運用では、最初にどの商品を選択するかがとても重要です。
なぜなら、積み立て設定をしてしまうとあとはその商品を機械的に購入を続けるのみだからです。
はじめに商品選択を誤ってしまうと、長期にわたって損をしてしまうことになりかねません。
なので、次に挙げる点を考慮して慎重に商品を決定しましょう。
購入前に絶対にチェックすべき点
運用にかかる費用

投資信託を購入するときに関わってくる費用には「販売手数料」、「運用管理費」を挙げることができます。(「信託財産留保額」もありますが、後述します。)
そして、これらの費用は長期運用では成績に大きく作用します。
かかる費用の1%の違いが数十年後には何百万もの運用結果の違いにつながるのです。
投資の世界で未来を正しく予測することは不可能ですが、かかる手数料だけはきっちり計算できます。
つまり、投資をするにあたって自分でコントロールできる数少ない部分なのです。
長期運用を考えるならば、出来る限り手数料や管理費の低いものを選ぶことが鉄則です。
指数との乖離度
インデックス型の投資信託では何かしらの指数と連動することを目指して作られています。
しかし、その指数とうまく連動していないと元も子もありません。
そこで「トラッキングエラー」に注目しましょう。
「トラッキングエラー」とは目標とする指数のリターンとファンドのリターンにどれ程の解離があるのかを示した指標です。
あまりにも乖離が大きいファンドは選ばない方が無難です。
指数を構成する企業
そのファンドが連動する指数はどのような企業によって構成されているのかをしっかり確認しましょう。
先進国の会社なのか、新興国の会社なのか。日本国内の企業なのか、米国企業なのか。などです。
インデックス投資は指数が示すその市場の成長に賭ける投資手法です。
自分がどの市場に投資するのかをしっかりと理解してから、投資信託を購入しましょう。
純資産額は増えているか

「純資産額」とは、そのファンドにいくらお金が集まっているのかを示す数字です。
この純資産額に注目すべき理由には繰上償還がかかわってきます。
繰上償還とはそのファンドの運用を予定運用期間内であっても、途中でやめてしまうことを言います。
そして、各ファンドには繰上償還の条件に純資産額の下限が決まっています。

「ファンドに人気が無くなって、資金が集まらなくなってしまった場合は運用期間内であってもファンドの運用をやめてしまいますよ~」ということ!
資産形成を目的として長期運用を考えているインデックス型投資信託の積み立てでは、途中でファンドが無くなってしまっては意味がありません。
なので、ファンドの純資産額が順調に増えていっているかどうかを確認することは重要です。
信託財産留保額はあった方がよい
「信託財産留保額」とは、ファンドから資金を引き揚げる時にかかる費用のことです。
ファンドから身を引く時の迷惑料的なイメージでよいと思います。
そして、この費用だけはあった方がよいと考えます。

費用なのにあった方がいいの?!
理由はこの「信託財産留保額」はファンドから資金が流れ出ることを防いでくれるからです。
一言で言うと、「ファンドへの投資をやめることへの抑止力」です。
先ほど書いたように、長期運用を前提とする場合に繰上償還は避けたいです。
なのでファンドから資金が流出しずらいという点からこの「信託財産留保額」が設定されているファンドを選択するのが無難でしょう。
まとめ
資産形成を目的とした投資信託の長期運用では、最初にどの商品を選ぶかによって最終的な成績に大きな差が生まれます。
特に運用にかかるコストは自分で確実にコントロールできる部分であるので、しっかりと比較・検討しましょう。
少しでもお役に立てればうれしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ではまた!
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