【何が大事?】研修病院を選ぶときの基準【どんな流れ?】

医学部

全国には約900の基幹型臨床研修病院があります。

その中からどのようにして研修先を選ぶべきなのでしょうか?どんな基準で病院を選定していけばよいのでしょうか?

自分も研修先を選ばなくてはいけない身として、様々な集めた情報をもとに何を基準にして病院を決めるのかをまとめました。

皆さんの役に少しでも立てば、うれしく思います。それでは、いきましょう!

 



お給料はいったん無視します

本題に入る前に先に書きますが、この記事では研修病院のお給料事情には触れません。

確かに貰えるお給料は多いにこしたことはありません。

しかし、これから先の長い医師人生において、”初期研修の2年間で稼いだ金額の差”よりも”どのような人と関わりながら医師としての土台を築いたのか”という方が圧倒的に重要だと思うからです。

研修医の時はまだ医師として稼ぎに走る期間ではないと思います。

なので各病院のお給料は、様々な条件を考慮した上でほぼ同じ評価をした病院を比べる最終手段として位の感覚で使用するのがいいのではないかと考えます。

病院を選ぶ基準

それではいよいよ具体的な”基準”について書いていこうと思います。

自分が大切だと思うのは次の2つです。

病院の立地

1つ目の基準は”病院の立地”です。

「立地」を考える時には自分の地元や出身大学に近いといった個人的なものから、北の雪国から南の温かい地域など様々な分類が出来ると思います。

しかし、研修病院を選ぶ上で重要になる条件は「都会」か「田舎」であると思います。

なのでそれぞれの特徴についてまとめてみようと思います。

都会病院の特徴

都会では病院ごとの役割分担がしっかりとしています。例えば急性期に特化した病院や逆に慢性期が得意な病院といった具合です。

そのため研修先で患者さんをトータルで診療する場面は少なくなってしまうようです。

しかしながら、救急車のたらい回しやコロナでひっ迫する医療現場などの現代医療が抱える問題に触れる機会は多いようです。

都会なので私生活は充実するとは思います。

都会病院のメリット・デメリット
  • メリット① 私生活は充実する
  • メリット② 現代社会の抱える医療問題に触れられる

  • デメリット① 病院ごとに役割が分担されていて、トータルで診療する機会は少ない

田舎病院の特徴

「田舎」では病院の役割分担が都会ほど進んではいません。従って、トータルで診療する機会が多くなる傾向があるようです。

いろんな年代のいろんな病気を診ることになるので、今後のキャリア選択の助けにはなるかもとは思います。

また、社会的な視点から考えると、田舎ではほぼ例外なく高齢化が都会よりも早く進むので高齢化社会の中での医療を学びやすくはなっているのかもしれません。

しかし、田舎なので休日の過ごし方など私生活は都会と比べると物足りなくなってしまうのかもしれません。

田舎病院のメリット・デメリット
  • メリット① 患者さんを初診からトータルで診療出来る機会が多い
  • メリット② 様々な年代のいろんな疾患を診るので、今後のキャリア選択の幅が広がる
  • メリット③ 高齢化社会の医療をいち早く経験出来る

  • デメリット① 私生活が物足りない可能性がある

病院の規模

2つ目の基準は”病院の規模”です。

初期研修を行える病院はどれもそれなりの規模を有していなくてはいけないのですが、そのなかでも「中規模病院」と「大規模病院」に分けることができます。

だいたいの目安としては募集定員が5人以上なら大規模病院とし、4人以下なら中規模病院だと思います。

この研修病院の規模感の違いによってよい点・悪い点があるのでそれをまとめました。

大規模病院の特徴

初期研修先として大規模病院の特徴を一言で表すのなら”安心感”だと思います。

大規模病院では指導医やカンファレンスの数など教育機会が多く、また同期の初期研修医も多く在籍します。

なので、実臨床の場で仲間と協力・比較しながら安定した初期研修を行えると思います

しかし、大規模病院ではその地域の中でもより高度な医療を求められるので初診の患者さんを診れなかったり、指導医や同期が多いので自分で判断する場面が少なく学生の臨床実習の延長線上のようになってしまうなどのデメリットもあります。

大規模病院のメリットデメリット
  • メリット①  指導医や教育機会が豊富
  • メリット②  同期の研修医が多くいて、安心感がある

  • デメリット① 初診の患者さんを診れない
  • デメリット② 学生の臨床実習の延長線上になりかねない

中規模病院の特徴

中規模病院では大規模病院よりも患者さんをはじめから終わりまで自分で診療出来る機会が多くなります。

つまり、自分で責任をもって対応していくので医師としての成長速度は速いと思います。

しかし、同期の仲間が少なく比較対象がおらず「こんな感じで大丈夫なのだろうか…?」となってしまったり、一般的な疾患への対処が多すぎて先端医療に疎くなってしまうなどといったデメリットが挙げられます。

なので中規模病院では自分で情報を収集する努力をすることが必要となってきます。

中規模病院のメリット・デメリット
  • メリット① 自分で診療出来る機会が多い
  • メリット② 責任を持つ機会が多くて、医師としての成長が早い

  • デメリット① 同期が少なくて不安になりやすい
  • デメリット② 先端医療に疎くなるなど、自分で情報を集める努力が必要

 



実際に研修病院を絞っていく流れ

自分は研修病院を決める基準として

  • ①病院の立地
  • ②病院の規模

を挙げました。

これらを使った希望の病院探しの流れを説明したいと思います。

1、立地から探す

どの辺りの病院に行きたいのかをまずは決めます。

地元、出身大学のあるところ、まったく関係のない場所など様々です。

モンジュ
モンジュ

個人的には自由に勤務地を決められる2年間なので、まったく知らない土地に飛び込んでみるのも悪くは無いと思います。

2、病院規模を決める

大規模病院なのか、中規模病院なのかを決めます。それぞれ特徴は上に書いた通りです。

自分に合うのはどっちなのかをしっかり考えましょう。

ここまで決まればかなり病院は絞れてきたのではないでしょうか。

3、病院に関する情報を集める

最後にリストアップされた病院について資料を取り寄せたり、病院見学に行ってみるなりしてどんな感じなのかを確かめていきましょう。

特に病院見学時に、その病院で実際に働く研修医の人から話を聞いてみるのはとても重要だと思います。

まとめ

今回は自分が思う研修病院を選ぶときの基準についての記事でした。

自分の場合、大切になると思う基準は”病院の立地”と”病院の規模”です。

都会と田舎、大規模病院と中規模病院それぞれに良い点と悪い点があると思います。

その中で自分はどんな研修期間を過ごしたいのかを考えて、自分に合った研修先を選択することが今後のキャリアにも大きく影響してくると思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

少しでも役に立てばうれしいです、ではまた!

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