こんにちは、モンジュです!
今回は「大学病院に勤める医師の肩書」についてのお話です。
こう思ったことはないですか?

講師とか助教、准教授ってどういう順番で偉いの?!
ってか、何が違うの?
実習で先生方とかかわる機会が多い学生は、一回は必ず思ったことがあると思います(笑)
なので、今回は大学病院に勤める先生の肩書とその順番をまとめてみました。
また、役職の後には卒後どれぐらいなのかの目安も書いていますので参考にしてください!
それではいきましょう!
初期研修医(~2年)

医学部卒後2年までの医師がこれにあたります。
新研修医制度によって出来たもので、全ての医師が卒業してからまずはこの初期研修を2年間行います。
この時期の先生は様々な診療科を数か月単位で2年かけてローテーションして医療を勉強しています。
ちなみに初期研修は大学病院でなくても市中病院でも行えるので、大学病院にしかいない人ではありません。
初期研修医は会社でいえば新入社員です。
後期研修医(3~5年)
初期研修を終えた医師は次に、それぞれが専攻科を選択します。例えば皮膚科、産婦人科、整形外科などなどです。
そして、後期研修医とはその専攻科ごとの研修をしている段階の医師です。
期間は3年で、この研修を終えた段階で専門医試験を受けるパターンが多いです。
ちなみに、初期研修は絶対に受けないといけない義務ですが後期研修は医師としては必須ではありません。
会社でいえば若手社員です。
医員・助教(6~10年)
感覚的には専門医資格を取得した後から30代半ばの医師にあたります。
中堅医師の仲間入りし始めるくらいです。
少しややこしいのが、”助教”≠”助教授”だということです。
”助教授”は次に出てくる准教授の昔の呼び名なので、勘違いしないようにしましょう(笑)
ちなみに医員や助教を会社で例えるなら医員は平社員、助教は主任といったイメージです。
講師・准教授(11~19年)

このポジションからは研究をする能力も必要で医学博士号を取得していることが最低条件となります。
一言で表すなら”専門性のある中堅医師”です。
卒後10年以上に差し掛かってきて、ぼちぼち独立(開業)する人が出だします。
他に特徴を挙げるとするならば、アルバイト内容が内視鏡を使ったようなものなど専門性を活かしたものになってきます。
会社で言うなら係長~副部長クラスにあたります。
教授(20年~)

会社で言うなら部長です。
各医局という部をまとめる、トップの人です。
しかし、ややこしいことに大学には”教授”という名の付く役職は多く存在します。
その一部を紹介します。
主任教授
一番、偉いタイプの教授です。
いわゆる”教授”と言われてイメージするやつです。
名誉教授
退職した教授につく役職名です。
現職の教授からの推薦がないとなれないらしいので、現職の主任教授と仲がいいということが分かります。
臨床(病院)教授
大学病院が勝手に与える肩書。
教育機関としての大学が発行するものではないですが、この肩書をエサに人が大学病院から離れてしまうのを防ぐ効果もあるとかないとか…(笑)
特任教授
契約社員の教授版です。
テレビとかでもこの肩書を持った人が出ているのをよく見るように思います。
客員教授
大学病院外の勤務先をメインに、大学病院での講義もする人。
番外編
大学病院には上記に説明した役職の人以外にも、様々なポジションの人がいます。
大学院生
大学院に4年在籍して、博士号(学位)を取得するのを最終目標としています。
ちなみに、博士課程には進学せずに博士論文と同等の論文を書くことで、各大学の審査を通過し「論文博士」をとることもできる。
非常勤講師
メインの勤務先が外にあって、大学病院にも外来や手術などをしに来る人。
客員教授の下位互換!?(笑)
まとめ
今回は「大学病院に勤める医師の肩書」についての記事でした。
実習の時などに先生がどのような先生なのかを少しでも理解していれば、何かの役に立つかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ではまた!
コメント