こんにちは、モンジュです!
今回は”楽天・全世界株式インデックス・ファンド”についての記事になります。
つみたてNISAで購入できる商品の中には、似たような商品も多いのでしっかりと内容を検討していきましょう。
基本情報
商品名 | 楽天・全世界株式インデックス・ファンド |
投資対象地域 | 内外 |
投資対象資産 | 株式 |
運用会社 | 楽天投信投資顧問 |
運用スタイル | インデックス型 |
設定日 | 2017年9月29日 |
信託報酬 | 0.132% |
ファンドの特色
- 日本を含む全世界の株式市場の動きに連動する投資成果を目指します。
- 対象指数に連動する上場投資信託証券(ETF)を主要投資対象とします
- 原則として、為替ヘッジは行いません
- 効率的な運用を行うために、投資信託財産で保有する有価証券の貸付取引を行う場合があります。
組み入れ国・地域(2021.3.31現在)
アメリカ | 56.7% |
日本 | 7.2% |
中国 | 5.0% |
英国 | 4.1% |
フランス | 2.6% |

この商品を購入すれば、6割近くをアメリカに投資することになるようです。
組み入れ上位10銘柄(2021.3.31現在)
アップル | 2.8% |
マイクロソフト | 2.5% |
アマゾン | 1.9% |
フェイスブック | 0.9% |
アルファベット クラスA | 0.9% |
アルファベット クラスC | 0.9% |
テスラ | 0.7% |
テンセント | 0.7% |
JPモルガン | 0.6% |
アリババ | 0.6% |
アメリカのIT企業が多いことが分かります。
組み入れ上位10業種(2021.3.31現在)
テクノロジー | 21.6% |
一般消費財 | 15.9% |
資本財 | 14.0% |
金融 | 14.0% |
ヘルスケア | 11.1% |
生活必需品 | 5.8% |
素材 | 4.4% |
エネルギー | 3.6% |
不動産 | 3.5% |
通信サービス | 3.4% |
テクノロジーが圧倒的に1番で、組み入れ銘柄の結果も反映しているように感じます。
楽天・全世界株式インデックス・ファンドの特徴
①世界中の株式に投資可能
連動指数はFTSE グローバル・ オールキャップ・ インデックスという指数になります。
この指数は世界中の先進国と新興国の大型・中型・小型株式を組み込んだもので、世界の株式時価総額の98%をカバーすると言われています。
2021年4月30日現在で組み込み銘柄数は9214銘柄となっています。
このような広く世界中に分散された指数を指標とするので、手軽に世界の株式市場に分散投資することが可能となります。
ちなみに、全世界株式市場を表すのによく使われる指数としてMSCI ACWI(組み入れ銘柄数3000以上、市場のカバー率約85%)が挙げられますが、このFTSE グローバル・ オールキャップ・ インデックスとの違いは小型株を含むかどうかという点になります。
②バンガード® ・トータル・ワールド・ストックETFを主要な投資対象とする
先ほどはFTSE グローバル・ オールキャップ・ インデックスという指数を指標とすると説明しました。
しかし、購入しているのはバンガード® ・トータル・ワールド・ストックETF(いわゆるVT)というETFなのです。
このことをより詳しく説明すると「FTSE グローバル・ オールキャップ・ インデックスを指標とする”バンガード® ・トータル・ワールド・ストックETF”を購入することで、その目標を達成している」のです。
少しややこしいですね(笑)

簡単に言うと、「全世界に分散投資するために、全世界に分散投資されたETFをファンドとして購入しています!」ということです。
でも、なぜこんな回りくどいことをしているのでしょうか?
目的は投資家がETFを購入する時のわずらわしさを解消するためです。
ETFをインデックス投資的に資産形成の軸として積み立てていくには、売買ごとにかかる手数料や配当金を自分で再投資しなければいけないなどの作業が出てきます。
それらをファンドが行ってくれるので、優良なETFを簡単につみたてていくことが出来るようになるのです。
③信託報酬が低い
信託報酬は0.132%となります。
もともとコストが安いETFに投資するファンドになるので、投資信託としてもかなり安い部類になります。
楽天・全世界株式インデックス・ファンドの弱点
①先進国と新興国の組み込み割合が調製できない
FTSE グローバル・ オールキャップ・ インデックスは全世界をカバーしてくれる便利な指数ではありますが、その中の組み込み国・地域の割合を自分で調整することはできません。
自分のポートフォリオ内の先進国と新興国の組み入れ割合をしっかり管理したい人であれば、すこし使いにくい商品に感じられるかもしれません。
逆に、「自分で調節するなんて、よくわからない~💦」というような人には丸投げできるので、簡単でよい商品だと思います。
②おおもとのETFを購入することもできる
この商品はバンガード® ・トータル・ワールド・ストックETFというETFを購入することで、世界順に分散するという目的を達成しています。
つまり手間を惜しまず直接、バンガード® ・トータル・ワールド・ストックETFを購入したい人にとっては手間賃の分だけムダになってしまいます。
バンガード® ・トータル・ワールド・ストックETFの経費率は0.08%なので、数字的にも直接買う方がお得ではあります。
そのコストの差が”簡単に積み立てられる”というメリットと釣り合うかをよく考えなくてはいけません。
どんな人にオススメ?
この商品をオススメしたいのは次のような人です。
- 大型~小型までとにかく、世界中への分散を極めたインデックスファンドを低コストで購入したい人
- バンガード® ・トータル・ワールド・ストックETFのつみたてを手軽に行いたい人
まとめ
今回は”楽天・全世界株式インデックス・ファンド”についての記事でした。
とにかく分散されたファンドを探している人には、なかなか魅力的なファンドなのではないかと思います。
コストも安いので、つみたてNISAにももってこいです。
自分が購入する商品をしっかり検討してからつみたてNISAを目いっぱい、活用しましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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